動悸息切れ
動悸とは、自分でも感じるくらい心臓がドキドキしている状態のことです。風邪などの体調不良の時、寝不足の時、貧血時、血圧に異常がある時などに自覚することが多くあります。
また、息切れとは息が上がっている状態のことで、動悸と伴って起こることが多い症状です。動悸と同じく、体調不良の時や、貧血時などに起きやすい症状です。
動悸も息切れもずっと続くものでなく、一過性のものであれば心配ありません。
ですが動悸や息切れを起こす病気は実は多く有り、中には危険な病気の影響で出ていることもあります。動悸や息切れが頻繁に起きる場合は注意が必要です。
動悸息切れが頻発したときに注意すべきこと
一つ目は心臓の病気です。心臓の働きが弱ってくると不整脈などが起こったり、動悸や息切れを感じます。心臓には体中に血液を巡らせるポンプ作用があります。
そのポンプ作用の働きが弱れば、今までと同じように血液が回らなくなってしまうので、より強く心臓を動かさないといけなくなり動悸が起きてしまいます。
また心臓の働きが弱ってしまえば、血液が回らず肺での血流不足も起きてしまい、酸素が足りなくなり、息切れや呼吸の浅さの症状が起きます。
二つ目は肺の働きの弱ってしまうことです。
肺の働きが弱くなってしまうと、血液中の酸素の濃度が少なくなってきます。
血液中の酸素量が少なくなってくるとより強く血液を巡らさないといけないので、動悸が起きます。また同様に酸素量が少なくなると、息切れや呼吸の浅さを感じます。
三つ目は自律神経の乱れです。
動悸・息切れで当院へ来院される方は、大半はこの自律神経の乱れが原因となっております。
自律神経の乱れ
交感神経と副交感神経の2つの神経のことを自律神経といいます。 交感神経は、活動している時や興奮時に働く神経です。 副交感神経は、主に眠っている時やリラックスしている時に働く神経です。
自律神経の乱れとは様々な原因により交感神経優位の活動時間が長くなってしまい、リラックスの神経である副交感神経の活動時間が減ってしまうという状態です。
緊張した時、驚いた時、不安な時、などに動悸・息切れは誰しも経験した事があります。
交感神経が優位になるのが続くと常にそのような状態になってしまっているのです。
常に心身ともにぐっと過度に力が入った状態が続いてしまうことが問題となっています。
仕事のし過ぎなどによって身体に疲れが溜まってきたり、不安な事、心配事、イライラする事が続き精神的に不安定になっていると体や気持ちは緊張状態となってしまいます。
休息やリフレッシュをして疲れや悩みが取れると自然と力が抜けてくれるのですが、ストレス状態や多忙が続いてしまうと力を抜くことが出来なくなってしまい常に緊張状態となり自律神経が乱れ動悸息切れが起こります。
自律神経の働きを整える方法のひとつとして、出来る限り日の出とともに活動を始めて、日の沈みとともに休養するという体内リズムの調整です。規則正しい生活がとても大事なのです。
ストレスによる刺激を受けた時多くの人は克服しようとします。
克服したときには、心に充実感が起こり、次へと積極的に進むことが出来ますので少しはストレスがあったほうがいいのではという見解もあります。
しかし、ストレスと受け続けると、克服しようとし続け自律神経の交感神経のスイッチになります。ストレスと戦うために体が常に戦闘モードに切り替わります。その状態が続くことにより体が悲鳴をあげてしまいます。
動悸・息切れを感じたら
前述のとおり、動悸や息切れを症状として持つ病気には、様々なものがありますので頻繁に動悸・息切れがあるという場合には、自己判断せず必ず病院に行き検査を受けるようにしましょう。
検査をすれば、その動悸・息切れの原因が突き止められます。
ひどい場合では心臓、肺の病気かもしれないですし貧血かもしれない。原因がわかればそれに対し処置が行われます。
様々な検査をしても何も異常がない場合、その動悸・息切れは自律神経失調症の症状である疑いがあります。
自律神経失調症であるとなれば、自律神経失調症の処置を行っていくことになります。
ふじみ野市上福岡のひかり鍼灸整骨院での動悸、息切れの改善方法
なかなか副交感神経優位にならない身体を、心身ともに余分な力を緩めていき、交感神経優位な状態から、副交感神経優位にしていきます。そのためには生活習慣を見直し、身体のゆがみ(特に肩甲骨周り)を取り除き、本来の正しい姿勢に矯正して首・肩・腰周辺の緊張をとり、全身の血流を正常に戻すことが大切です。
動悸や息切れを根本的に改善するためには、やはり鍼灸や手技療法での施術がおすすめです。
鍼灸では筋肉がこわばり、神経を圧迫しているところをピンポイントで施術していくので即効性があります。
手技療法では、骨盤や肩甲骨などのゆがみやずれを取って、バランスを整えていくことで、動悸や息切れの原因を改善していきます。
ボキボキやゴリゴリなどの強い刺激の矯正は致しませんのでご安心ください。