月経不順(生理不順)
- 2カ月以上生理が来ていない
- 生理周期が40日以上空いてしまう
- 生理周期が24日以内に来てしまう
- 生理の血液の色が黒っぽいことがある
- 生理の血液量が少ないことがある
- 仕事や友人とのストレスを抱えている
- 生理痛も重く悩まされている
- 早くなったり遅くなったりする生理にいつも振り回されている
月経が起こるメカニズム
そもそも月経(生理)とは。
女性の身体というのは、そもそも妊娠や出産に対応できるような特有の構造になっており、約25~38日を1サイクルとした周期的なリズムを形成しています。これよりも極端に短い・長いことはないでしょうか。また月経の来るタイミングがいつも一定していないことはありませんか。もし毎回、前と比較して周期が7日以上も変動するのであれば、安定していないといえます。
月経の約10〜14日前から体温が上がり、月経が始まると体温が下がります。
月経が起きると、出血が3〜7日続きます。これよりも短い・長くなっているのであれば、月経異常が起きているといえます。生理開始がずれたとしても1週間程度が正常な状態だと言われています。さらに月経の際の経血の量が少ない、多いことはないでしょうか。ナプキンがほとんど必要ない程度の出血しかない、もしくはナプキンをあてがっても出血があまりに多いので1時間も持たない。量の多い出血が8日以上続く場合も異常が発生していると判断できます。
卵巣からエストロゲン(卵胞ホルモン)・プロゲステロン(黄体ホルモン)と呼ばれる2つのホルモンの分泌が起こることにより、卵胞が大きくなり排卵したり、子宮が受精卵を生育するための準備が完了します。
そして、受精しなかった場合や受精しても妊娠しなかった場合には、不要となった子宮内膜が出血と共に体外に排出されます。
これが月経の起こるメカニズムです。
しかし、ストレスや無理なダイエット(過度な食事制限)、激しいスポーツ、子宮・卵巣・甲状腺の問題、病気などでホルモンが乱れたり、生殖器の機能が下がったりすると、生理が乱れてしまいます。
月経不順といわれる代表的な例
頻発月経 | 月経周期が25日以内のもので、月に複数回起こる状態。 |
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稀発月経 | 月経周期が39日以上のもので、年に数回しか起こらない状態。 |
無月経 | 月経が停止している状態。(稀発月経の状態を放置していると無月経になりやすい) |
無排卵月経 | 出血はあるものの、排卵を認めない月経の状態。 |
これらの他にも、「月経の期間が短い、長い、出血量が少ない、多い、生理痛が強い」等が生理不順といわれています。
月経不順が起きる原因
なぜこのような月経不順が起きるのか、女性ホルモンが大きな鍵を握っています。簡単に言えばホルモンバランスが崩れてしまうことに原因があります。日常生活の中で肉体的・精神的な負担のかかっている状態が続いていると、ホルモンバランスが崩れやすくなります。激しい運動をすることがある、仕事・家事におけるストレスがある、過激なダイエットをしている人は注意が必要です。月経というと子宮などの一部の女性器官で行われていると思っている人も多いでしょう。しかし脳の視床下部や下垂体なども関わっています。肉体的・精神的に疲れがたまっていると、脳が正常に働かなくなって、月経不順を引き起こす原因になります。
月経不順の人の中には「月経が短くなって(あまり来なくて)むしろ楽」と思って放置してしまう人が結構多かったりします。軽度の月経不順であれば、一時的な問題かもしれません。しかし長く症状が続いているようであれば、軽視すべきではありません。もし症状が悪化してしまうと、続発性無月経といって3か月以上月経が全く来ない状況に陥ってしまったり、妊娠しにくい体になってしまいます。もしくは若年性更年期障害といって、20代30代でも更年期の時に起こるような不快な症状を引き起こす可能性もあります。あまりに月経不順が続いている、月経に関する症状が重くてつらい場合には、一度婦人科で診てもらうことをおすすめします。
月経不順の対策(予防)
月経不順にならないためには、生活習慣を見直してみることです。食生活を見直す、十分な休息をとるように努めること、適度に運動する習慣をつけるなどの対策でも、症状を軽減・予防することも期待できます。
ストレスは大敵
上記でも言いましたが女性ホルモンの分泌に大きく関わっているのが、脳内の視床下部と呼ばれる場所です。
この視床下部に影響を与えてしまうのが、いわゆるストレスです。
確かに、ストレスの原因自体を取り除くことは容易ではありません。
しかしながら、うまくストレスの解消したり、睡眠や食生活などの生活習慣を整えることが大切となってきます。
仕事や学校などの人間関係といった精神的ストレスだけでなく、腰が痛いお腹が痛いといった身体的な問題も十分ストレスになりうることですのでひかり鍼灸整骨院の治療でストレスの元の痛みを軽減させることも大事です。
冷えも大敵
身体が冷えているとホルモンバランスを崩しやすい状態になりますが、逆に身体を温めるだけでも、バランスは整いやすくなります。
例えば、お風呂でよく温まったり、身体を温めるような食事、寝るときには腹巻をつけたり、寒いときは湯たんぽを布団の中に入れるのも手です。
バランスのとれた食事
変則的な食事の時間や偏った食事をしていると、身体のリズムのみならホルモンバランスも崩してしまいます。
できる限りバランスのとれた食事を規則正しく取っていただくのが生理不順を解消するきっかけとなります。
必要な栄養素として、玄米などの(ビタミンB群・E)、ホウレン草や小豆などの(鉄分)、豆乳や納豆などの大豆食品が一般的に良いとされています。
しかし、実際はこのような対処をしてもなかなか改善が見られなかったり、どれが原因かが分からず、処置を辞めてしまったりすることも少なくありません。
ふじみ野市上福岡のひかり鍼灸整骨院の生理不順へのアプローチ
当院では、月経不順の原因を
- 骨盤・背骨の歪み
- 骨盤底筋群などの筋力の低下
- 子宮・卵巣などの内臓機能の低下
と考えています。
そこで、まずは骨盤や背骨の歪みを手技療法で整え、それらを通っている自律神経を整えることで、ホルモンの乱れを改善します。また、骨盤底筋群などのインナーマッスルの強化をすることで子宮周りの血流を良くしたり、骨盤や背骨の歪みを予防します。
その結果、子宮内の血流が良くなり、生理不順が改善しやすくなります。
月経不順を放っておくと妊娠をしづらくなったり、生理痛が強くなるなど、状態が悪くなってしまいます。1日でも早く、体質を改善できるよう当院にお越しください。