更年期障害
女性特有の疾患…更年期障害に関する悩み
女性の体は微妙なバランスの上に成り立ち、ホルモンバランスが崩れやすい更年期など女性特有の症状に悩まされる方が増えてきます。また、生理不順や生理痛は、子宮や卵巣等の病気や、体の冷え、骨盤の歪み、血液の循環不良などからくるものです。対処法として、交感神経と副交感神経のバランスを整えることで自律神経の状態がよくなり、症状が改善されますので、骨盤周りの筋肉をゆるめたり、自律神経を整える為に背中の硬さを取って上げるだけで症状がかなり改善することがあります。
更年期障害の症状と原因について簡単にご紹介していきます。
更年期障害とは、閉経前後5年程度の女性に起こるホルモンバランスの乱れによる諸症状を指します。早い方だと40代から起こる女性もおり、最近では30代の女性にも発症し、若年性更年期障害と言われます。
更年期障害の症状
更年期障害は身体と心の両方に症状が起こります。
身体に起こる症状
- 生理不順が起こる(生理周期が変わる、経血が増える、減る)
- 基礎体温が二相性にならない(高温期、低温期で分かれない)
- 少し動いただけで息切れや動悸を感じる
- 睡眠障害(眠りが浅くて目が覚める、寝つきが悪い)
- 疲労やだるさが強くなる
- 肩こりや腰痛の症状が重くなる
- 手足は冷えるが顔にほてりがある
- 汗の量が増える、突然汗が出る
- トイレが近くなる
- 急に太ったり痩せたりする
心に起こる症状
- わけも無くイライラすることが多い
- 気持ちの浮き沈みが激しくなる
- 忘れっぽくなる
- 集中力がなくなる
- 今まで好きだった趣味なのに興味がなくなってしまった
心に起こる症状はうつ病の症状とも似ています。実際、更年期障害からうつ病に発展するケースもあるので注意が必要です。
更年期障害が起こるしくみ
更年期障害は、閉経にともない卵巣の働きが衰え、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急激に減少することで起こります。
エストロゲンの分泌量が減少すると、今までエストロゲンによって調節されていた体のいろいろな機能がうまく働かなくなります。また、エストロゲンが低下すると脳は卵巣に対して、もっと女性ホルモンを出すように指示を送ります。しかしその際に、その指示が周囲の脳に余計な興奮を起こしてしまうことで、自律神経の調節がうまくいかなくなります。つまり、女性ホルモンの急激な減少に体がついていけず、神経の調節がおかしくなったり心身の不調が起こりやすくなる状態になるのです。そのような状態は少なからず生じることはありますが、特に日常生活にまで影響を及ぼす場合を更年期障害とよび治療を必要としています。
更年期障害へのアプローチ方法
病院だけではなく整骨院でも更年期障害の治療を行う事で2つの効果が期待されています。
1つ目は歪んでいる背骨や骨盤のゆがみを整えていくことで、姿勢の改善がはかれます。姿勢が改善されると、血液やリンパの流れも正常化します。それによって自然治癒力が高まり、身体に起こっているさまざまな症状の緩和が期待できます。
2つ目は鍼灸治療によって身体に起こっている痛みなどを緩和する働きと、身体の緊張が解きほぐされることでリラックス効果が望めます。さらに自律神経が安定するので心に起こる諸症状を改善に導きます。
ふじみ野市上福岡のひかり鍼灸整骨院での更年期障害に対するアプローチ
ひかり鍼灸整骨院では、更年期障害の原因を閉経に伴うホルモンバランスの乱れと骨盤のゆがみだと考えています。
そこで当院では、まず骨盤周りの筋肉をほぐしていきます。骨盤矯正を行っても周りの筋肉が硬いと、筋肉に骨が引っ張られて元の悪い位置に戻ってしまいます。それを防ぐ為に手技療法(マッサージ)や電気治療で筋肉をほぐし血行を良くして筋肉に酸素を運び、柔軟性のある筋肉にしていきます。
自律神経が乱れてしまっている方は背中が異常に硬くなってしまっている方が多いです。背中の筋肉も柔らかくして自律神経を整え、心身両方の症状を解消していきます。