捻挫

捻挫とは、関節が外からの力を受けて、本来の関節の動く範囲を超えて強制的に過度の動きをした場合に生じた関節の損傷状態をいい、関節には筋肉、腱、靭帯、関節包などの組織があり、ひねってそれらを傷つけてしまうことを捻挫と言います。
スポーツや日常生活中に足首・手首・指などの関節をひねって痛める事を言います。

捻挫の原因

スポーツや日常生活など様々です。捻挫の約80%を足関節が占めるほど足関節の捻挫は多いですが、この捻挫の原因は

  • 階段を降りたとき
  • 段差を踏み外したとき
  • 石ころを踏んでしまったとき

などで足首が内側にひねられて、外側の靭帯が伸び過ぎたりして痛み、腫れ、内出血が起こります。

足関節捻挫の主な症状

足関節捻挫の主な症状は

  • 腫脹(腫れ)
  • 内出血
  • 発赤
  • 疼痛(痛み)
  • 機能障害(可動域制限や筋力低下)

などがあげられます。

ほとんどの場合はくるぶしの周囲が腫れ、触ると痛みがあります。
場合によっては歩くことが困難になるほどの腫れや痛みを伴うこともあります。
あまりにも腫れがひどい場合や、足をつけないほどの激痛の場合骨折の可能性もありますので捻挫をしてしまった場合はレントゲン検査だけで良いので医療機関を受診することをお勧めしています。

足関節の他にも膝関節、肩関節、手関節、股関節、体幹部では、腰や首も過剰な負荷がかかることで捻挫を起こすことがあります。
球技でよく起こる突き指も捻挫の一種です。

捻挫の応急処置

以前の応急処置の基本は「RICE」R:安静(Rest)I:冷却(Ice)C:圧迫(Compression)E:挙上(Elevation)でしたが、近年は「PRICES」の6文字に増えてきています。

“PRICES”は
P:保護(Protect)
R:安静(Rest)
I:冷却(Ice)
C:圧迫(Compression)
E:挙上(Elevation)
S:安定/固定(Stabilization/Support)
の頭文字をとったものです。
特に大切なのは冷やすこと。
ご自宅でも保冷剤や氷嚢などで患部を冷やしてください。
炎症症状が抑えられ痛みが緩和されます。

捻挫はよく、癖になると言われていることが多いですが、適切な処置、期間、リハビリが伴えば、癖になることはほとんどありません。ですが、競技の特性、身体の歪み、癖により特定の負荷がかかる場合、同じ場所を負傷し得る可能性はあります。
一度捻挫をすると関節に緩みが生じてしまいます。
捻挫をしてしまった際に、この緩みを的確に処置しなければ、再び捻挫をしやすい状態つまり捻挫が癖になった状態となってしまうのです。
捻挫が癖になるというのは、一度起こしてしまった捻挫を的確に処置しなかったことにあるということです。
「歩けるから」
「腫れが少ないから」
「痛みがなくなってきたから」
といって、自己判断で治療を途中で止めてしまうのが癖になってしまう原因となります。
いくつの組織を痛めてしまっているかや、損傷の大きさにもよりますが、痛みや腫れは1週間ほどで落着く場合もあります。しかし痛みが消えても靭帯や組織が修復するまで1~2ヶ月ほどはかかります。
足首の捻挫においては治療期間中、固定をして足首が動かないようにしていたため、関節の柔軟性が大幅に低下しています。
このまま部活に復帰したり、運動を再開すると足首の動きに関与する筋肉に大きな負担がかかってしまい他の部位のケガにもつながりますので、痛みが消えてからも足首の柔軟性を取り戻すまでが治療と考えています。

一見症状が軽そうな、放っておいても治りそうな捻挫でも自己判断で安易に考えず、長引かせない、癖にさせないためにも、ひかり鍼灸整骨院で治療を受けましょう。

整形外科でのご受診が必要か否か、悩んでいる方もぜひご相談ください。診断後のリハビリや治療に対しても安心して通院いただけるよう、最適な治療内容をご提案させていただきます。
痛めた初期で腫れや痛みが強く出ている時期は電気治療、アイシング、包帯での固定といった治療をし、痛みや腫れが落着いてきたら手技療法を取り入れていきます。靭帯が修復してきた最終段階では、足首を固定していて硬くなってしまった足回りの筋肉をほぐしたりストレッチや運動も取り入れていき、動ける身体に戻していきます。

ふじみ野市上福岡のひかり鍼灸整骨院の捻挫治療

ふじみ野市上福岡のひかり鍼灸整骨院では、お怪我をされた、捻挫の処置だけではなく、根本的に

  • 何が悪いのか
  • どんなことに気をつけたらよいのか
  • どんな身体づくりをすればよいのか

といったことをアドバイスしております。軽い捻挫でも甘く考えず、早めにひかり鍼灸整骨院にお越しください。



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